あなたが幸せに進む道しるべ ドリミティ leads it now

自分の人生は自分で生きる。自分と言う乗り物を人に任せてはいけない。人それぞれの望む人生を手に入れよう。

小説?Part⑧ 虚勢と見失う心

やほ~い‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/››

今日も元気なtkで~すo(・ω・´o)

 

昨日は趣味でしているサッカー(と言っても、日本サッカー協会公認の公式戦なので本気でやってます。あくまで趣味レベルですが)があったのでブログをお休みさせてもらいました。。。

と言う訳で、今日は筋肉痛です(´;δ;`)ううう

でも頑張るっ┗(`・ω・´)┛フンヌッ!

 

それですね~、昨日のサッカーの時の話なんですけど、久々に兄弟喧嘩しちゃいました(;A´▽`A

tkも久々に怒鳴る位怒ってしまいました(´^`;)

以前は、兄に対して萎縮していたtkですが、ここ最近は言いたい事ははっきり言う様になってきたので、その点は進化してるんですが…

ただ、やはり喧嘩は良くないですね。。。別件で怒ってる兄をtkが止めようしたんですが、ミイラ取りがミイラになっていました(・◞◟・`;;)オゥ…

自分も熱くなってしまったことについては本気で反省しています。。。

 

その後、兄から謝ってきてくれたので(と言うか今までの兄は自分から謝る性格ではないのでびっくりした)、tkも素直に受け入れる事が出来てます。

tkも後から怒った事は謝ろうと思ってはいました。

そもそも兄が最初に怒る気持ちも分かってはいたので^^;

なので、逆にすっきりしています。ここまですっきりした兄弟喧嘩は過去にはありませんでした(人ω・*)ありがとう

何か心に火が灯った様な感じです><

 

自分が変われば、相手も変わる。この事が昨日はっきり分かったtkでした(ρω< )⌒☆

 

前置きが長くなってしまった~(;゚Д゚)

ではでは小説?の続きですっ((((((((⊂( ・ω・)⊃ブーン

 

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中学校生活が終わろうとしている時に、父の死を経験した彼。

当時、彼の中では何かが変わっていたが、それが何なのかははっきり分かっていなかった。

父がいなくなった事の喪失感はあった。

確かに、父からはたくさんのモノをもらった。それは間違いない。

ただ、たくさん与えられるが故に、それに甘え過ぎていた部分に気付いていなかった。

頼りにしていた【愛】が無くなってしまったと思っていたので、喪失感が大きかったらしい。無くなるモノではないのに。

加えて、人生において大人達が、間違いない事を言っている。正しい事言っていると、当時の彼は疑問を抱かない様になりつつあった。

しかし、まだ彼は本来の自分もまだまだ残っていたようで、そこに苦しんでいたようである。

世間や社会に対して、常識に対する疑問や憤り、やりたい事を抑制させられる圧迫感、本音と建前、個性が大事と言いながらそれをやろうとすれば叩かれる矛盾感。

今の彼が振り返れば気付かぬ内に、思い悩んでいたと言う。

そんな思いを持ちながら、彼は高校入学をした。

 

 

中学校生活と違い、高校は今までとは全く異なる環境だった。

初めて会ったことのある人ばかりで、同じ中学校から彼が入学した高校へは、彼も含めて3名しかいなかった。

彼はそんな環境へ適応できるか不安があった。

初めて会う人に、自分自身の弱みを見せたらナメられて自分の居場所を作る事が出来なくなってしまうと思っていた。

入学式当日、彼は自分のクラスを確認し、一人で座っていた。

それまでの彼を知らない人ばかりいたので、彼は黙って精一杯の威圧感を漂わせた。振り返れば、ただの虚勢だった。

 

そこで同じクラスの同級生になるAが彼に話しかけた。

Aは隣の中学校でサッカー部に入っていた。

彼も試合で対戦した事もある。

正直、彼はほぼ覚えていなかったが、Aは彼の事をよく知っていたらしい。

Aは非常にくだけた性格で、明るく話しかけてきた。

A「隣の中学のサッカー部にいたでしょ?俺の事わかる?」「そんな怖い顔してないで、楽しくやろうぜ!」

とAが彼に話しかけた事によって、彼はAに心を許した。

 

それから、入学式が始まるまでに、Aと一緒にいた友人と仲良くなり、他のクラスに知っている人がいないか探し回り、話しかけ、すぐに友人の数は増えていった。

しかし、なし崩し的に仲良くなっていった友人達は、表面上の付き合いでしかなかった。

ここでも、自分の言いたい事をはっきり言えば、自分の新しく出来た居場所が無くなってしまうと思い、人の意見に流されている彼がいた。

彼は友人間でさえ、自分の意見を言えずに自分自身を押し殺すようになっていった。

 

新しく出来た友人達はAの出身中学校の友人(彼と同じ高校ではない)も含め10名程いて、決して素行が良いとは言えなかった。

一つ、友人間の中で大きな事件があった。

学校が休みの前日の事、友人達で集まっていながらする事もなく「暇だなぁ~」と言う空気感が流れていた。

そこで友人の一人が、「カツアゲでもするか!」と言い、他の友人達もそれに賛同した。

その時の彼は、【それはマズい事だし、やりたくない】と心の中では思っていた。

本来の彼は人を傷つける行為が間違っている事に気付いている。

ただ、それを断ると【自分の居場所が無くなる】と言う不安と恐れが先だっていて、その場の流れに任せて、付いて行く事にした。

 

その日の21時位の話だったと思う。

友人の家の近くの駅から少し離れた住宅街に行き、タイミングを待っていた。

「行くか!」となった時に、彼は「やっぱり俺は行きたくない」と言ったのだ。

他数名の友人も「俺もやっぱり行くのは…」と言う空気になり、行くのをためらっていた。

それでも2人の友人は、「それだったら俺達だけで行ってくるから待ってろ」と言い残し、駅の方へ向かって行った。

行かなかった友人は彼も含めて、駅の入り口近くの歩道で待っていた。

 

数十分後だったと言っている。

何か、彼は違和感を感じていた。その時だった。

待機していた彼と友人達は両側から刑事に挟み込まれて、駅の中からも刑事が出てきた。

友人1名を残して、彼達は一瞬早く反応して、逃げ切る事が出来た。

しかし、遅れた友人は捕まってしまった。

刑事の「待て、コラ!お前ら何したのか分かってんのか?」と言う怒号が、背後から聞こえていたが、振り返ることなく彼らは逃げて行った。

 

逃げ切った後、彼らは混乱していた。何があったのか!?と。

その中でも彼は何となく気付いていた。【カツアゲ】をしている時に見つかって、捕まったんじゃないかと思っていた。

事実、その予感は当たっていた。

【カツアゲ】をした二人が、家に帰宅中の学生に金銭を要求し、拒否されたので暴行していたらしい。

それを周りの通行人が発見、通報し、逮捕されたとの事だった。

なぜ分かったのかと言うと、【カツアゲ】があった現場で、遠くから見ている友人が一人いた。

その友人が逃げていて、彼や他の友人に合流した時に、一部始終を説明したからだった。

 

逃げ切った友人達は、これから自分達はどうなってしまうんだろう?と顔面蒼白になっていた。彼も同様だった。

一部始終を見ていた友人に彼が「いや、マジで俺らも捕まったらどうしよう…」と言うと、「お前、ビビってるのか?ホント、しょぼいな」と一蹴され何も言えなくなってしまった。

彼は待っていただけとは言え、【カツアゲ】を止める事が出来ず、その場から帰る事も出来ず、人に流されていた事によって、心がかき乱されていた。

その日はその後何もなく、彼は自宅に帰った。

 

後日、友人達が集まり、やはり【カツアゲ】をしていた友人2名は、逮捕されていた。

この友人2名は、彼とは違う高校に通っていた。

その高校に行っていた彼の直接の友人に聞いてみたところ、その友人2名はすでに退学処分になっていた。

結局その2名は、鑑別所送致になってしまった。

彼も、その状況を聞いて眠れない日を送っていた。

 

1か月程経っていたと思う。事件があった時、【カツアゲ】の 様子を見ていた友人から電話がかかってきて、「あの時にいた人間に話を聞きたいから、〇〇警察署の△△って人に連絡して」と言った。

彼は「いや、ホントにマズイって…どうなってしまうんだ…」と言ったが、友人は「俺はもう行ってきたけど、調書を取られただけで終わりだったから大丈夫だった。捕まった2人は他の奴らは待っていただけと言っていたらしいし、逮捕も無しで参考人扱いだから親も一緒について行かなくて良かったし。」との言葉に少し安心した。

彼は何よりも【家族には迷惑をかけられない。そして怒られたくない。】と言う気持ちでいっぱいだったので、話を聞かれるだけで済むと思っただけで安心していた。

彼は、父がいなくなって頑張っている母には迷惑を掛けられないと言う気持ちが強かった。

これで母に話が伝わることなく、迷惑をかける事はないと言う気持ちと、自分の身の保身が出来たと言う気持ちで、安堵感があった。

今の彼が言うには、この時【良心】【自己保身】が入り乱れていたと言う。

高校1年生の時にはこの二つの思いがあった。

 

友人との電話が終わった後、彼は警察署の担当官宛てに電話をした。

担当官は「じゃあ〇月〇日の△時に少年課まで来て」と言い、指定された日時に彼は警察署に行った。

警察署に行くと、取調室に連れていかれ、【カツアゲ】があった時の詳細な流れを聞かれた。

その時、彼は全てを正直に話した。

調書を取り終えた後、担当官が「もうこれで終わりだから帰っていいよ」と言い、彼が「迷惑かけてすいませんでした」と言うと、「迷惑がかかったのは被害者なんだからな。本当だったらあの場で逮捕だったんだからな。それを忘れるなよ。」と言い、彼は再度「はい。すいませんでした」と謝り、家に帰った。

 

今の彼は、この時の彼の心の中を振り返った。

 

自分の本心を言えなかったから、相手も自分自身も傷つけてしまう。

自分の本心を言えないから、居心地の悪い場所でも自分の在るべき場所だと思い、虚勢を張る事になる。

自分が居心地の悪い場所にいる必要はない。

自分自身が無理をするから、虚勢が良心を隠してしまう。

良心に気付いている内は良いが、自分を偽り続ければ、偽りが本心だと錯覚してしまう。

そうなると本心を探すのは大変になってくる。

しかし、人は諦めなければ必ず自分自身の本心を見つける事ができる。

 

今の彼は充分分かっている。だが、当時の彼がこの事に気付くのは、まだ出来なかった。

 

 

それからそれまで通り、周りに流されて生活する様になった彼は、夏休みや冬休みになると勉強もせず、遊びに没頭していた。

髪の毛を金髪にし、ゲームセンターやお金をたくさん持っている時は、覚えたパチンコでギャンブルをしていた。

バイトしていたわけでもなく、お金をどう用意していたかと言うと、学校まで行く買ったばかりの定期券を解約し、自転車で学校に通うなどして用意していた。

どうにかして、お金を用意する方法を考えつくのは頭が回っていたと言う。

 

そして、この当時の彼はなぜかモテた。

今になってみれば、意識する事はないが、当時の彼は自分がモテていると確信してから自信過剰になっていた。そして、異性関係においても【身体】を目的とした付き合い方ばかりになっていた。

彼が人生で初めて肉体関係を持ったのは、高校1年生の冬休みの事だった。

彼にとっては、別に好きかと言われればそうではない子だった。

単純に【身体】目的だったと言っている。相手が好き、愛すると言う思いはなかった。

彼女が出来て、少し経ったら別れて、また彼女が出来る。この繰り返しだったと言う。

相手の心や思いを考えることなく、心からの言葉はなかった。

頭で考え、こう言ったら相手はこうなるだろう、と人を丸め込むのは上手くなっていった。

この時から、彼は【物理的欲求が強くなっていたと思う。

物欲、金銭欲、肉体的な性欲。ほぼこれに該当していたと思う。

 

そして冬休み明けになると、学校に行く意欲が薄くなり、教師にはインフルエンザや胃腸炎にかかっていると【仮病】を使い、ほぼ1か月程、学校を休んでいた。

これは教師から、仕事に出かけている母の会社に連絡が入り発覚し、母に怒られた事がきっかけで学校にしぶしぶ行くようになった。

なぜ行きたくなかったのかと言うと、当時の彼は「面倒だったから」「だるいから」と言うが、今振り返ると、

 

【学校で自分を押し殺す事に疲れていた】

【だんだん自分が張っていた虚勢のメッキが剥がれてきて、人間関係に疲れていた】

【それでも一人は寂しいから、暖かな心を求めるが、物理的欲求で心を埋める方が簡単だから、それで埋めていた】

【しかし、物理的欲求で一時的に満たされても、すぐに違う欲求が出るため、また物理的欲求に走っていた】

【その内に、自分が何もしなければ、何も起こらないと思い行動意欲を失っていた】

【そして、母の言葉で表面的に怒られても、何がダメなのか分からないので、一時的には学校に行くが、根本的解決にならず心が満たされないので、また物理的欲求に走っていた】

【母以外の家族に怒られるも、表面的なので同じ考えや行動を繰り返していた】

【そして何が本当の自分なのか見失う様になっていた】

 

今で言う、【引きこもり】や【うつ病になると思う。

事実、彼はその後の人生でそうなっていく。

完全にその状態を打破した今の彼が言うには、

当時の彼は、全てではないが表面的な部分ばかり見られていて、彼の心の深い部分が見えていなかった。かと言って、家族や一部の周りの人からは好かれていた。感謝もしている

彼も自分の心の深い部分を人に話して、自分が人から必要ないと思われるのを恐れていて、自分の心を内省する事もなかった。

好かれているが故に、嫌われるのを恐れていた部分もあると。

偽りの自分が創りだしたモノだとしても、それにしがみついていたと言っている。

 

しかし当時の彼はそれに気づく事もなく、生き辛さを感じ、更に問題を起こしていった。

 

これも高校1年生のある日、家で麻雀をする事になった。

小、中学生時代の同級生が、彼の家に集まる事になっていた。

3人集まる事になっていたが、一人は仲の良かった同級生だった。

もう一人は、小学校時代の時に自分を【いじめ】ていた内の一人のHだった。

その時に彼は何を考えていたと言うと、まずお金が欲しかった。

そして次に、自分を【いじめ】ていた奴だからと言う思いが、ずっと残っていて、こいつからだったら【騙しとっても何も問題ない】と思っていた。

この時点ですでに曲がった考え方になっていた。

【お金と言う物理的欲求】と【恨みと言う感情】に支配されていた。

 

何をしたかと言うと、【力と圧力】でHを【脅した】と言っても過言ではない。

完全な【暴力】だった。

この時、彼は虚勢を張る事によってHに【力を誇示】していた。

以下はHが彼の部屋に来た時のやり取りだ。

 

彼「もうすぐに麻雀始められる様に準備しといたわ。順番ももう決まってるから」

H「え?これから決めるんでしょ?」

彼「いや、もう決まってっから!何か文句あんのか、お前?」

H「いや…わかったよ・・・」

※この時、Hが必ずその図柄の牌(トランプで言うカード)を切らざるを得ない様にHがいない時に準備していた。だから彼は、順番がもう決まっていると言い張っていた。

彼「分かったんだったら早くやろうぜ。」

H「じゃあ…」※Hが牌を捨てる

彼「あ~…残念!それ当たりだわ!!」※普通にやってたらあり得ない程の当たり

H「……」

彼「じゃあ点数数えるわ~…これで点1,000だから…」※1,000点辺り、1000円の計算をしていた

彼「うわ~。お前これ、800万だぞ!」

H「いや、おかしいって…」

彼「何がおかしい!?お前がやるって言ったんだろ?それに同意して、お前が麻雀の牌を切ったんだよな!?じゃあそれでゲームは成立してんだろ!?約束は守れよ!コラ!」

H「でも、こんなお金払えない…」

彼「だからてめぇが同意したって何回も言ってんだろ?ナメてんのか、お前は!?何も一括で払えとは言ってないだろ?分割でいいぞ。」

H「月にどれ位払えばいいの?」

彼「とりあえず、初めに10万持ってこい!その後は相談に乗ってやるぞ。」

H「分かった…何とかする…」

彼「じゃあ用意出来たら連絡よこせよ」

 

今、思い返すとホントに吐き気がしてくる。この間、約20~30分程度だったと思う。

【恨みを恨みでは返す事は出来ない】と言う言葉を、彼はその後実感する事になった。

本当に彼には申し訳ない事をしたと思う。

 

この後、彼はなかなかお金を持ってこないHに対して【執拗に怒るようになった】

【お金が無い事と、お金が無い事によって物理的欲求を満たす事が出来なく、自分の思い通りにいかなくなったから】だった。

Hの自宅にも彼はしつこく何度も電話をした。

そして呼び出し、お金を持ってこなかったらイライラを発散するかの様に、複数人で【タイマンと称した暴行】をする様になった。

その頃、彼は【自分より弱いと判断した者にはめっぽう強かった】

はっきりした言葉で言えば、【単純な弱い物いじめ】だった。

人がする行為として、最低な事だ。

それでも、Hは何があったかは自分の親に一切話はしなかった。

身体に傷が残っているにも関わらず、話はしなかった。

そして、Hの親が不審に思うのは、当然の事だった。

 

その前にも、Hを連れ回して、友人の家にゲームソフトを借りに行かせて、それをHに売りに行かせて、お金だけ受け取ると言う事を彼は【強要】していた。

その時にも、Hと彼が一緒に行動しているのがHの親にも彼の親にもバレていたが、彼は「Hがお金が必要だから付き合ってくれと言われた」と言い、【嘘】を貫き通し、Hが悪い事になっていた。

 

ある時、いつもの様に彼がHの家に電話をかけた。

最初はHの親が出た。

変わった様子もなく、Hに変わり「金はどうなってるんだ!?」と畳み掛けた。

Hが持って行くから、〇〇で待っててと言い、彼は疑いもせず、待ち合わせ場所で待っていた。

彼は当時PHS(この当時の高校生はPHSを持つのが主流だった)を持っていた。

Hとの電話を切った10数分後、彼の兄から電話がきた。

兄は「お前、どこにいるんだ?今すぐ帰って来い!」と言い、

彼が「いや、待ち合わせしているから今は無理だ」と言うと、

兄は「どうでもいいから早く帰ってこいや!!!」と電話を切ってしまった。

彼は直感的に「これはさっきのタイミングでこれだからバレてるな…」と思っていたがその直感は当たっていた。嫌々ながらも彼は家に帰っていった。

 

肚を決めて家に帰ると、HとHの母親、彼の兄夫婦と兄の友人、そして彼の母がいた。

そこで、Hは彼と顔を合わそうとはしない。今考えれば、当然だと思う。

その場では、どういう事になっているのか?説明をしろと兄に求められた。

彼は兄に【お前が嘘を言ってもすぐにバレるから本当の事を言え】と言われていた。

当時の彼は何を考えていたと言うと、それでも【嘘】を吐き通しこの場を切り抜けようと考えていた。

彼は、

「Hからお金を要求するのは、Hが学校の人に脅されていて、かわいそうに思って母が500円玉を入れていた貯金箱から出して、お金を貸していた。それが母にバレたから早く返して欲しいと要求してた。母には、Hの名前を出すと問題になるから、Hの名前を出さずにいた。」と説明してしまった。

この、500円玉を貯金箱から盗っていたのは事実だった。

しかし、お金を遣っていたのは彼だった。

それを上手く【事実と嘘】を絡めて、全てHの責任にしてしまった。

彼の【嘘】はここまで【巧妙化】していた。

Hはそれを全て否定した。Hは全て、今まであった事実を話した。

お互いの主張が噛み合わないのは当然の話だった。

 

彼は兄に以前に何度も「お前が嘘を言ってたら分かる」と言っていたので、彼は自分の【嘘】の言う癖を頭で考えていた。と同時に、自分が【真実】を話す時にはどういう話し方をする事も考えていた。

 

話しが進むにつれて、一つ彼にボロが出た。

兄の友人が何気なく聞いた事が結果的に【嘘】をあばいた。

兄友人は「麻雀は点いくらでやってた?」と彼に聞いたところ、彼は条件反射的に「点30円です」と言った。

これ自体も【嘘】だが、麻雀をやっていないと言っていたので、それがバレてしまった。

その瞬間、兄貴が彼に襲い掛かってきた。

パンチが飛んできたが、彼は反射的に身を丸め、頭の固い部分でパンチを受けた。

彼は痛くなかったらしいが後日、彼の兄は、手の右小指を骨折していた。

これは彼が【嘘】を吐いてしまった事で起こった事なので、ここについても反省し、兄に対して申し訳なく思っている。

 

彼の兄が「てめぇ!やっぱり嘘吐いてんじゃねぇか!!」と言い、彼は黙ってしまった。と、同時に次の【一手】を考えていたと言う。

彼は【麻雀がバレたのはしょうがない。でももっとバレたらマズい事があるからどうしよう】と考えていたのだ。

彼は兄に「ごめん。確かに麻雀はやっていた。でも、それに対してはお金は要求していない!俺は母ちゃんのお金を貸していた分を返してもらえば充分だった!!」と兄に対して目を見開いて、今度は嘘を吐いていないと言う事を、自信を持って言い切った。

 

【嘘を本気で真実と思い込む事によって、その場を凌ごうとした】

 

その瞬間、彼の頭の中で自分が吐いていた【嘘が真実になってしまった】

 

彼が【嘘が真実】と信じ込む事で、兄は彼の【嘘】を信じてしまった。

その【嘘】を前提として話が進んでしまった。

ここで彼の人生は、後に過ちに気付き、本当の自分を取り戻すまで、大きく落ちていく事になった。

全てではないが【嘘と幻】の世界で生きていた。

 

 彼の兄がHの母に、「H君のお母さん。俺はこいつが嘘を吐いてる時が分かるんだけど、これに関しては嘘を言ってない時の反応なんだよね」と言った。

そして、Hの母が兄貴に反発。「ウチの子も嘘は言ってない!」と言う。

それでも彼が言った嘘は、すでに彼の家族の中では真実になっていたので、お互いの家族間で言った、言ってないの大揉めの状態になってしまった。

もう収集がつかなくなってしまったので、彼の兄が「もういいから、今後一切関わらないでくれ」とHの母に言い、Hの母も「こっちだってもう関わるつもりはない!」と言い帰っていった。

 

彼はH達が帰った後、何を思っていたかと言うと、何か違和感はあるが【罪悪感】は少なく、【何とか切り抜けられて良かった】気持ちの方が大きかったと言っている。

この時、すでに当時の彼は自分自身の心を大きく見失っていたと言う。

 

それどころか、Hに対して【逆恨み】までしていた。

この状況を創ったのは紛れもない彼なのに、Hに何とか仕返し出来ないかと考え、兄に「実は貸したCDがまだ返ってきてない」とまた【嘘】を言い、その後も一悶着あった。

当然、彼の話にH親子はいい加減にしろ!と言ってきた。

Hの親や、彼の家族も「もうこれ以上はないね!?」と強い口調で言い、彼も「これ以上はない」とこの件は幕引きになった。

 

この話を終えて、今の彼が言いたいことがある。

彼の家族や、H本人とHの家族に対して、

 

本当に申し訳ありませんでした。

彼1人が嘘を貫き通すことで、関わる人を巻き込んでしまって本当に反省しています。

今、自分は正しい人生を創るために反省を活かし、進んでいきます。

 

と言う。

確かに彼は、人として誤った方向に行っていたと思う。

それでも今なお、だからこそ、分かったからこそ、強く進み、物事を正しく判断し、生きていく。

 

恨みを持ってしまったら、自分で恨みを消すことでしか、無くならない。

恨みを持ち続ける事で自分自身を見失っていく。

自身の良心を見つめなくなった時、本来の自分自身を見失っていく。

自身の欲望に執着、支配された時、本来の自分自身を見失っていく。

自分でも知らない間にひっそりと失っていく。

その内に自分を守る偽りが、相手をも傷つける偽りになってしまう。

偽りを真実にしてはいけない。

その内に偽りが真実になってしまう。

偽っている自分は本当の自分なのか?

良心は誰の心にもある。

それを自分に問い続ければ答えは見えてくる。

 

全ての欲が悪い訳ではないが、自分自身をしっかり内省し、自分を見失うことなく、過去の反省を踏まえ、今の彼は生きている。

 

高校1年生の彼の記憶は、これでほぼ話し終えた。

次回は高校生活2年目に入った彼のお話しを書きたいと思う。

 

続く…

 

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はい…だいぶ長くなってしまいましたね(;´Д`)

【彼】の記憶が、よりダークになってきました。

でもですね、何度もお伝えしましたが、まだこんなものじゃないです。

彼はもっとたくさんの記憶があります。

書くのを進めるごとに、書く文字数も増えてきました。

それでもお付き合いしていただいてる方に、本当に感謝の気持ち、ありがとうの気持ちです。

僕も【愛】を持って、彼の記憶を書いていきます。

また次回、よろしくお願い致します~( `・∀・´)ノ ヨロシクー

 

【tkの~♪もっと良いとこ見ってみったい~♪エネルギ~注入だぜぃっ❕】